東京在住者や、東京の観光スポットに詳しい人であれば「湯島天神って学問の神様でしょ?」なんてすぐにピンとくるほど、言わずとしれた日本を代表する天神様として名高い『湯島天満宮/湯島天神』。
正式名称は『湯島天満宮』。菅原道真公が祀られ、特に受験生がこぞって足を運んでは「最後は神様頼み……!」と拝みまくる有名どころです。なにを隠そう、わたしも若かりし頃、神頼みしに行きました。
と同時に、『湯島天満宮/湯島天神』は由緒ある梅の名所としての顔をもつことが特徴。東京都内で梅を求めてフォト散歩する際に真っ先に訪れたいスポットなのです。
今年は新型コロナウイルス感染対策として電車を乗り継いでの梅撮影は控えているので、昨年のコロナ蔓延前にフォト散歩してきたデータを引っ張り出し現像してみました。
ゆったりとした時間の流れに身を預けられる、風流な眺めをどうぞ(写真を見るとゆったり優雅ですが、梅の開花時期は要所をおさえてなるべく手早くサクサク撮影を。その理由は次章で解説しています)。
湯島天満宮/湯島天神の梅撮影は要所をおさえるのが吉
湯島駅から学問のみちをテクテク歩いた先に見えてくるのは、境内を囲むように植樹された梅……と石段。こちらは男坂と呼ばれており、もう1つの女坂より傾斜がきついのが特徴です。
38段なのでそれほど難儀ではないものの、石段をのぼりきって上から眺めるとかなりの急勾配。ここをクリアして参拝するからこそご利益があるのかも??
『亀戸天神社』と比較するとコンパクトな敷地の『湯島天満宮/湯島天神』は、のんびり散策というより、梅の撮影ポイントとして外せない要所をおさえながらシャッターを切っていくのが◎。短時間でまわるのがおすすめです。
なにしろ梅の開花時期は受験シーズン真っ只中!受験生やその親御さん、それから赤ちゃんが生まれて初めてのお宮参り(初宮参り)で訪れた子連れのパパママじいちゃんばあちゃん親戚一同の御一行までごった返し!
日によってはとんでもないカオスな空間になるんですよw
さすがは日本を代表する天神様。『亀戸天神社』『谷保天満宮』とともに“関東三大天神”や“江戸三大天神”などと呼ばれ、古くから愛されてきた大人気ぶりです。全力神頼みモードの境内は非日常感たっぷり……!
関東三大天神はいつもの参拝がてら梅のフォト散歩を
『湯島天満宮/湯島天神』では、梅の開花にあわせて開催される「梅まつり」も人気のひとつ。野点や生け花展、物産展など催しものがずらり。
境内には屋台も立ち並ぶので、出店目当てに足を運ぶのもお祭り気分が満喫できていいかも。
見上げれば優美な梅。日頃の疲れをほぐしてくれる麗しい梅を眺めながら、カメラ好きの本領発揮とばかりにシャッターを切る。カメラがあるだけでいつもの参拝がさらに格別になるんですよね。季節を感じる心地よいひとときです。
梅をこよなく愛した菅原道真公にちなんで、道真公を祀る三大天神はいずれも梅を絶やさず、名所として親しまれるようになった由来を考えると、東京での梅撮影三大スポットとしても覚えておきたいところ。
観光人気も高い“関東三大天神”、昨年はすべてまわることができました。『谷保天満宮』は時期をやや過ぎていたので、近いうちに再訪したいです。
『亀戸天神社』編・『谷保天満宮』編はこちら。
今回の撮影に使用したカメラ・レンズ
今回の『湯島天満宮/湯島天神』では、Nikon D7200にSIGMA超広角ズームレンズSIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを装着して撮影しています。
日本古来の風景と出会える天神様の撮影では、グーーーンとワイドな絵を切り取ってくれるシグマ超広角は大助かり。「絶景……!」なんて感激しちゃう一枚がおさえられるかも。
特にシグマ超広角レンズは、そのまま撮って出しだと、紫がかった群青に近い深い色合いで青の色味を表現してくれるので、この色彩が好みの人にもガッツリはまりそう。
青天をバックに梅を切り取る。そんなシーンにぴったりです。
INFORMATION
住所 | 東京都文京区湯島3-30-1 |
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アクセス | 東京メトロ千代田線湯島駅から徒歩2分 東京メトロ銀座線上野広小路駅から徒歩5分 東京メトロ丸の内線本郷3丁目駅から徒歩10分 JR山手線・京浜東北線御徒町駅から徒歩8分 都営大江戸線上野御徒町駅から徒歩5分 |
TEL | 03-3836-0753 |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | 年中無休 |
例年の梅の見頃時期 | 2月中旬〜3月上旬 |
WEB | 湯島天神公式サイト |
※最新の情報ではない可能性があります。必ず事前に公式サイトなどでご確認の上、ご利用ください。