今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため緊急事態宣言が発出されている影響で東京都内の梅の名所が軒並み臨時休園でウイルスばらまきやがったどこぞの大陸をぶっ飛ばしたい田中です、どーもこんにちは。
桜もそうなのですが、特に梅の名所は気分的に江戸時代にタイムトリップできる庭園が大好物なわたしにとって、悪霊退散!とばかりにコロナ退散!を念じる毎日ですよ……ええ……。
とはいえ、へこんではいられない!
こんなときこそ写真でお花見を。時を経ても楽しめる、いつでもどこでも触れ合える。あらためてカメラと写真の魅力と強みをひしひしと感じている今日この頃です。
今回は昨年、新型コロナウイルス蔓延前に訪れた『向島百花園』の梅フォトストックを引っ張り出し、現像してみました。
その名の通り、あらゆる花木が堪能できる日本情緒たっぷりの『向島百花園』は、麗しい美とともに江戸時代へといざなってくれるとっておきの梅の楽園。ぜひ落ち着いてから足を運んでほしいイチオシ庭園です。
四季折々の花木と触れ合える日本庭園で風流な梅見を
江戸時代後期に造られ、名園との呼び声高い『向島百花園』。「梅といえば向島百花園」と称賛され、評価が高い庭園でもあり。
その理由は、開園当初に約360本の梅が植樹され、梅の名所“新梅屋敷”として親しまれたこと。数は減ったものの、現在でもおよそ20種、約60本の鑑賞が可能で、毎年梅を目当てに訪れる人でにぎわっています。
開花時期には「梅まつり~梅花彩る江戸花屋敷~」が開催されることも見どころのひとつ。開催期間中は江戸時代の文化を楽しめる催しものが目白押しなんですよ。
撮影日は早朝、しかも満開をやや過ぎた時期だったので、貸し切りに近い庭園内をゆっくりまわりながら撮影できてラッキー!コロナの影響が出始めた頃で、催しものが中止になっていたのが残念……。
ミヤギノハギや筑波のススキ、竹の柵にそわせて植えられたハギのトンネル、藤棚全体を彩るフジ、池の一画に植樹されたハナショウブやアヤメなど、梅とともに古来から愛される花木も見逃せません。
早く『向島百花園』で江戸の歴史に触れたり、催しものを見学しながらシャッターを切りたい……!来年こそは久しぶりに中止や延期なく楽しめますように!
フォトジェニックな梅の庭園でゆっくりと時を慈しむ
『向島百花園』に足を踏み入れた瞬間、「あ!これいい……!」。
目の前に広がっているのは、自然と“撮りたい”熱が湧き上がってくるフォトジェニックな空間。
そこかしこがたいせつに切り取っておきたい風景。「東京都内の有名な梅の名所だから」なんて先入観がいつのまにやらなくなっているのが不思議です。
夢中でシャッターを切り続け、疲れたらベンチに腰かけて、江戸へと想いを馳せてみる。ふと目を閉じて深呼吸するだけで、別世界の住人になったかの錯覚を覚える『向島百花園』の魅力は一言では言い表せません。
「そういえば、最近忙しすぎて、こんなふうに景色を眺めることも忘れてたなー」なんて物憂げにふけったりして。
ゆっくりと時を慈しむように過ごすひとときは、実はなによりも幸せかもしれないですね。
昔からここへ来ると、そうしたささやかな贅沢を味わえます。ぜひこの得も言われぬ気分を体感してほしい、おすすめの梅撮影スポットです。
今回の撮影に使用したカメラ・レンズ
今回の『向島百花園』では、Nikon D7200にSIGMA超広角ズームレンズSIGMA 10-20mm F3.5 EX DC HSMを装着して撮影しています。
ワイドに切り取りたいときに手放せない、愛するシグマ超広角。桜は断然寄りで撮りたい一方で、梅は引きの絵に惹かれるわたしの梅撮影の理想は、シグマ超広角とニコン望遠のレンズ2本持ち。
実際は断念していますが。なぜって仕事を兼ねて撮影に出かけることが多いわたしの場合、シャレにならないくらい延々動き回るから。1日15キロ以上歩くなんてザラです。“荷物軽く”は超鉄則……!
梅の名所でシグマ超広角レンズなら、引きで空気感や雰囲気ごとおさえたい『向島百花園』のような庭園や神社仏閣に最適です。ぜひ試してみてくださいね。
INFORMATION
住所 | 東京都墨田区東向島三丁目 |
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アクセス | 東武スカイツリーライン東向島駅から徒歩8分 京成押上線京成曳舟駅から徒歩13分 |
TEL | 03-3611-8705 |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
定休日 | 年末年始 |
例年の梅の見頃時期 | 2月中旬〜3月中旬 |
WEB | 向島百花園公式サイト |
※最新の情報ではない可能性があります。必ず事前に公式サイトなどでご確認の上、ご利用ください。